眼底の病気
眼球の底(眼底)には高度な神経組織(網膜)があって画像(光エネルギー)を電気信号に変えています。
眼底には、出血、浮腫(水がたまる)、網膜剥離、炎症などさまざまな病気が起こりえます。目の受像装置がダメージを受けますので、見え方が変化します。例えば、「オレンジ色に見える」、「物が小さく見える」、「薄暗い」、「ゆがんで見える」、「視野がせまくなった」、「髪の毛のような物がみえる」、「暗いところで光が見える」といった症状です。
病状によっては放置すると治療が困難になるので、早めの受診をおすすめします。
この領域の異常で最も多い訴えは「とびものがみえる(飛蚊症)」でしょう。当院でも一週間に数例の方が飛蚊症で受診されます。生理的な状態のことが多いのですが、中には網膜裂孔など治療が必要な場合がありますので、眼底検査は必要です。